普段、文章を書いたりまとめたりしている時、私たちは様々な記号を使います。
意味を知って使っている物もあれば、何となく見た目の感覚で使っている物もあります。
見た目の感覚や好みで自由に使うにしても、本来の意味を知っている方がなんとなく安心。
ということで、文章で使うことの多い記号について、その呼び方と使い方についてまとめました。
※「*」は「目印として使う記号」の項目の中にあります。
文章の区切りに使う文字記号
記号 | 呼称 | 使い方 |
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句点(くてん)、 マル | 文章の終わりに付ける終止符。 | |
読点(とうてん)、 テン | 文章の区切りに使う。複数の単語の区切りや、主語や接続詞の後ろに付けるなど。 | |
ピリオド | 欧文の文章の終わりに付ける。(欧文における句点の役目) | |
カンマ、 コンマ | 欧文の区切りに使う。(欧文における読点の役目) 数字を3桁ごとに区切る。(1,000,000円など) | |
中黒(なかぐろ) | 並列する単語の区切りに使う。 外国人の姓名のカタカナ表記の時に使う。 箇条書きの先頭に使う。 | |
コロン | 欧文で使用する句読点の1つ。ピリオドよりも 前後の語句に関係がある場合に使う。(意味は「例えば」「つまり」「すなわち」など) 時刻の表示に使う。(例 12:00) 対比を表す時に使う。(例 2:3) | |
セミコロン | 欧文で、ピリオドよりも 前後の語句に関係がある場合に使うが、コロンとは意味が違う。セミコロンは、完全な文章と文章を繋ぐ場合の接続詞として使われる。 | |
アポストロフィ | 欧文の記号。名詞の所有格や単語の省略に使う。 | |
感嘆符(かんたんふ)、 エクスクラメーション | 驚き、感動、強調などを表現したい場合に、文章の末尾に付ける。 2つ並べて使うことも多い。 | |
疑問符(ぎもんふ)、 クエスチョンマーク | 疑問文や質問文の末尾に付ける。 | |
感嘆符疑問符(かんたんふぎもんふ) | 感嘆と疑問の両方を表したい時に使う。 類似記号に疑問符感嘆符(?!)もある。 |
記号 | 呼称 | 使い方 |
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ハイフン | 欧文の語句が複数で構成されている場合に中間に入れる。 行末で英単語が分割される場合に、次の行への連結を示すために用いる。 | |
波ダッシュ(なみだっしゅ) | 時間や場所、数値など、さまざまな範囲を表すのに使う。(9時~17時など) ※英語で数値の範囲を表す場合は「ー (エンダッシュ)」を使う。 | |
三点リーダー(さんてんりーだー) | 文章を省略する時に使う。 文章に余韻を持たせたり、沈黙を表すのに使う。 2つ続けて「・・・・・・」と用いるのが一般的。 | |
スラッシュ | 欧文では「or」や「and」の意味で使う。 |
括弧(かっこ)
記号 | 呼称 | 使い方 |
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括弧(かっこ)、 パーレン | 文章や単語の解説を入れる時などに、他の文章と区別するために使う。 数式や数字番号を囲む時に使う。 | |
二重括弧(にじゅうかっこ)、 二重パーレン | パーレンで囲んだ文章の中に、さらにパーレンを入れる時に使う。 | |
かぎ括弧(かぎかっこ) | 会話文の始めと終わりに付ける。 引用文など他と区別したい文章や単語を囲むのに使う。 | |
二重かぎ括弧(にじゅうかぎかっこ) | かぎ括弧の中で、かぎ括弧を使う場合に用いる。(例:「頑張ってご飯を作ったのに『まずい』と言われて腹が立った」など会話文の中に会話を入れる時など) 引用や参考にした書籍などを囲むのに使う。 書籍、映画、曲など著作物のタイトルを囲むのに使う。 | |
亀甲(きっこう)、 亀甲括弧(きっこうかっこ) | パーレンで囲んだ文中の補足説明や注釈などを囲むのに使う。 | |
ブラケット、 角括弧(かくかっこ) | 注釈や、訂正箇所を囲むのに使う。 単位や発音記号を表示する時に使う。 | |
ブレース | 複数の項目をまとめて囲む時に使う。 | |
ギュメ、 山括弧(やまかっこ) | 強調したい単語や引用文を囲むために使う。 | |
二重ギュメ、 二重山括弧(にじゅうやまかっこ) | ギュメで囲んだ文中の単語を強調する時(さらにギュメで囲む時)に用いる。 | |
墨つきパーレン(すみつきぱーれん) | 強調したい見出しなどを囲むのに使う。 | |
シングルクォーテーションマーク、 一重引用符 | 欧文で、「 」のように用いる。 文章の中で引用や発言、強調したい時などに使う。 | |
ダブルクォーテーションマーク、 二重引用符 | 欧文で、『 』のように用いる。 文章の中で引用や発言、強調したい時などに使う。 | |
ダブルミニュート、 ちょんちょん、 ちょんちょん括弧 | 強調したい語句を囲む時に使う。 |
目印として使う記号
記号 | 呼称 | 使い方 |
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米印(こめじるし) | 文中の注釈の際に使う。 引用、行頭文字、注意書きなどの時に使う。 | |
アスタリスク、 アステリスク | 脚注記号として使う。 個人情報やパスワードなどの伏せ字として使う。(例:パスワード****) 類似記号としては、★、☆、※などがある。 | |
セクションマーク、 節記号(せつきごう) | 節番号の前に付けて用いる。(例:§1) |
目印記号はこのほかにもいろいろあります。
最後に、よく使っているけど、意外に呼び方を知らない繰り返し記号を掲載します。
繰り返しに使う記号
繰り返し記号も、いろいろありますが、よく見かける記号は「〃」や「々」ぐらいで、たまに「ゝ」を見かけることがあるかなという感じなので、参考に 3つだけ記載します。
記号 | 呼称 | 使い方 |
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ノノ字点(ののじてん)、 同じく記号(おなじくきごう) | 前の記載事項と内容が同一の場合に使う。 チョンチョン、てんてんと呼ぶ人もいる。 | |
ノマ字点(のまじてん)、 同の字点(どうのじてん) | 同じ漢字を繰り返す時に使う。 | |
一の字点(いちのじてん) | ひらがなを繰り返す時に使う。 |